超短法話?

気が向いたら、追加しますので、時々みてくださいね

幸せな人生とは自分の魂をどれだけ美しい魂、優しい魂に磨くことができたかということが、人生の価値であり宝です」 京セラ名誉会長稲盛和夫
どんな時でも、美しい魂、やさしい魂でいることができたら、人生はすばらしい。
悪い行いをすれば魂は穢れ汚くなり、良い行いをすれば綺麗になります。
汚れても、また磨けばよいのです。

お釈迦様は、この人間社会は四苦八苦と申しまして苦しみに満ちてる説かれています。
生も苦しみであり、老いも病も死もみな苦しみである(生・老・病・死)の四苦
怨みあるものと会わなければならないことも(怨憎会苦)
愛するものと別れなければならないことも(愛別離苦)
また求めて得られないことも苦しみ(求不得苦)
体の痛み、肉体の煩悩によるの苦しみ(五蘊盛苦)の四苦あわせて八苦です。
まことに、執着を離れない人生はすべて苦しみであります。
しかし誰でもこの「苦」に遭っているのですが、人によって苦しみに出会ったときの乗り越え方が違うように思います。
軽く乗り越えるためには、
まずは信仰を持って、祈りましょう。仏様が何とかしてくれますよ。

執着をはなれ、網に捕らえられない風のような心になりましょうよ

 

天台宗開祖伝教大師様が願文で「おこし難くして忘れ易きはこれ善心なり」と表されたとおり、なかなか善心を持ち続けることはできないものです。
けれども、だからこそ修行しなければと伝教大師はこの後
12年の間比叡山に篭って修行され、常に善い行いができる人格を作られました。
私たちも、これに見習いたいものですが、なかなかそうは行きません。
でも、自分がどんな人間になりたいか考えてください。
誰だっていい人になりたいですよね。 悪い自分を良くしたいと願いますよね。
この「想い」が仏性なのだなと考えます。

もろもろの悪をなさず、もろもろの善をおこなう おのれのこころを浄くす これ諸仏の教えなり”
この教えは、白楽天が道林禅師に「お釈迦様の教えとは何か」という問いに対する答えです、さらに「子供でもわかっているけれども、実行することは難しい」と教えます。自身の悪を自覚するのも、認めるのも、嫌なものですが、悪は知らぬ間にチリのようにつもり、心を汚します。

仏様に素直な心で手を合わせ、悪のチリを払いきれいな心を取り戻しましょう。

幕末の志士 高杉晋作は時世の句で「おもしろき ことなき世を おもしろく」と詠みました。
社会、地域、会社、学校、家庭、さまざまな人間関係の中で、「おもしろくない」ことは多々あることでしょうが、それを「おもしろく」かえようと考え、そのために自分のできる善い行動をすれば、おもしろく感じることができでしょう。
尼僧さんの妹が下の句として「住みなす者は こころなりけり」と続けました。まさに心の持ちよう!善い行いをする勇気が、自分も他もおもしろくするのでは!

お釈迦様の教えに、「悪い人を愛し、善い人を愛することなく、悪人のならいを楽しむ、このような人は破滅の道を歩む」と、また、「怒り、怠け、独り占め、不倫(邪淫)、酒びたり、浪費等々も破滅に到る」と・・
皆さんはそのようなことは無いとは思いますが、環境の影響によって無意識にさまざまな煩悩、汚れが心身にこびりつき破滅へ向かうかもしれません。
気をつけましょう

四つの正しい努力(四正勤)
1 これから起ころうとする悪は、起こらないように先に防ぐ
2 すでに起こった悪は、断ち切る
3 これから起ころうとする善は起こるようにしむける

4 すでに起こった善は、いよいよ大きくなるように育てる

言うは易し、行うは難し・・ですが、四正勤を続ける者が、幸せを得ることができると信じて、励みましょう。